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2012年2月19日 (日)

前号211Vの諸元表と次号のM1

211v
[↑前号の18-19ページはこんな全体像でした。もちろん合成写真]

ようやくブログ更新できる。ハァ、ハァ。
みなさん、いつもありがとうございます。大変ご無沙汰しておりました。
ご安心ください、次号M1特集、着々進行中です。
いやー、ヤマハのエンジニアのみなさんって、おもしろいなー。
M1取材、ムチャクチャ楽しいです!
この楽しさをひとり占めしないで、
余すところなくみなさんにお伝えしなくては! と、
気を引き締めております。ハイ。

そうそう、もしかしたらロッシのインタビューもできるかも。
誰に聞いても取材困難だっていうから、実現したら奇跡です。
まして今はドゥカティの人だし……。

それはさて置き、前のブログで言っていたRC211Vの諸元表のことで
みなさんと一緒に「ん!? コレなに?」と考えたいと思います。
まずは前号Vol.13の、51ページをお開けください。

そこに211Vのエンジン関連の諸元が載っていますよね。
都合、3台の211Vそれぞれの数値が開示されていたり、されていなかったり。
「開示不可」となっている最大トルクについては、
表の上にある赤い字の原稿でも触れているとおり、
この辺に211Vの知られざる恐るべきパフォーマンスが隠されているのでしょう。

そんな中で、ボクが「えっ!? どうして教えてくれないの?」と思ったのが、
HRCとスッタモンダした「ボア×ストローク」です。
ここで今一度、諸元表をご覧ください。
確かに、'01年に走らせたプロトタイプと、
'02年の開幕時のボアストは教えてもらえました。
ところが、'02年型の最終仕様は「開示不可」なのです。

と、その前に、「何をもって最終仕様というか」というところを
突っ込めてないボクの甘さもあるんですがsweat02、それはさて置き、
「最終仕様のボアストは明かせない」ということは、
'02年のホンダMotoGP陣営はシーズン中にボアストを変更したってこと!?
もしそうだとしたら、その単位はコンマ何㎜じゃ意味ないと思うんで、
思い切って「振った」ボアストだと思うんです。
となると、エンジンのキャラクター自体、相当変わってしまうかと思うんですが、
こんなことシーズン中にやるでしょうか?
その影響はおそらく車体特性をも変えてしまうくらいのものかと……。

もし、これが本当なら、さすがホンダ。
MotoGP元年となった'02年の気合の入れようがうかがい知れます。
果たして、みなさんはどう読み解きますか?

さて、みなさんからのご投稿は、すべて読まさせていただいております。
重ね重ね、いつもありがとうございます。

らのいちサン、読者のみなさん、
そして加藤大治郎さんのご家族のみなさん、
79ページの写真のズレ(肩あたり)は、データ制作のミスでした。
大変申し訳ありませんでした。

業界人さん、
「ホンダに気を使い過ぎ感100%」でしたかね?
そう思われてしまう方がいたという事実は真摯に反省……。
でも、6-11ページで展開した「4ストGP、夜明け前」企画では、
本気で「レギュレーションをホンダ有利に向けた人」を探しましたし、
もしそれが事実だったら真っ向ホンダに問題提起するつもりでした。
と、カッコイイこと言っといて、
尻切れトンボなところがボクの詰めの甘さなんですよね……。
業界人さん、みなさん、重ね重ね申し訳ありません。
これに懲りず、今後も遠慮なくご指摘ください!

さて、いきなり次号の話に戻って恐縮ですが、
楽しいM1取材はこんなふうに(↓)やっております。
M1

この時代のM1のタンクって、デカいなー。

それと、2011年7月24日にご投稿いただきました、テルさん。
まだ読んでいただいておりますでしょうか?
そのご投稿で質問されていた「現代型」M1の、カウルに開いた穴の件を、
今回の取材でヤマハの北川さんに聞いてきましたよ。
テルさんが言う、謎の穴とはコレ(↓)。
Photo

写真は去年のホルヘ・ロレンソ号ですが、
まず注目していただきたのは「がんばろう日本」の、「ばろ」下にある
三角形のインレット。これは乾式クラッチの冷却用ダクトですね。
だったら、もうちょっとダイレクトに当たるよう、
もう少し上のほうがいいかと思うのですが、
北川さん曰く、「ま、こんなモンよ」ということらしいです。
きわめつけは、「ヤマルーブ」下の三角形に開いた穴。
何だと思います?
正解は、テルさんが「……んなバカな」って言っていた、
ケースのオイル窓を見るための穴らしいです。
だったら、もうちょっと穴の位置を窓横にするべく後方にしたほうが
理に適っていると思うんですが、北川さん曰く、
「ま、こんなモンよ。丸い穴じゃないだけ、マシでしょ(笑)」ってな具合。
ファクトリーマシンといえども、いい加減!?

あ、ヤマハの名誉のために言っておきますが、
だからってこの穴、決してイトノコで適当に開けたものじゃありません。
ちゃんと図面があるそうです(当たり前かcoldsweats01)。

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『レーサーズ』制作舞台裏」カテゴリの記事

コメント

加藤さんお疲れ様です。

RC211Vのボアスト開示不可の件ですが
いろんなデバイス技術によって
ストローク伸ばしても戦闘力の
劣らないものになったのかなと
思いましたがこれは深い闇の中ですね。

さてロッシ加入により目覚めたM1ですが
このロッシ加入前と加入後の違いをいろいろ
教えていただきたいです。ビアッジは開発能力
が低かったのかどうなんでしょうか?

3月3、4日の鈴鹿サーキットファン感謝デー
の取材行かれますか?
歴代のマシン達とメカニック
の方々のお話お願いします。

投稿: ホッシー! | 2012年2月19日 (日) 17時49分

加藤さま、はじめまして

Vol.2を書店で見つけてから、それ以降すべて購入させていただいてます。
211Vの最新号も楽しく拝見させていただきました。
さすがに記憶に残ってるところが多く、あーそうやった!とか、思い出しながら読んでます
で、希望なのですが、そろそろGP250か125
もしくはCAGIVAのマシン特集していただけませんか? とくにApriliaやKTM、GileraのGFR?とか・・ 
KTMの250の並列2気筒もストリップみてみたいなーと 
海外マシンのストリップあんまり見る機会が無いモノで、よろしければお願い致します
それでは次のM1も楽しみにしております!
その次は流れからしてGSV-Rですかね?w

時節がらどうぞご自愛ください。
長文失礼いたしました

投稿: マイド | 2012年2月19日 (日) 21時07分

初期のM1って ジョンが開発(苦笑)ライダーでしたよね?
直接の開発というより、ジョンの走りをサンプル化してそれを・・・。

 予選中、グランドスタンドで、残念そうな表情(にみえた)で
見てましたよ。「また、明日」と別れたのですが、
決勝日の朝、ジョンはアメリカに帰っていました・・。

投稿: RC45 | 2012年2月19日 (日) 22時24分

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