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2012年7月 8日 (日)

7月24日発売『RACERS』Vol.16の進捗状況その2

Photo
[↑取材も撮影も順調です!]
……ちなみに、どうでもいいこと申し上げますと、
ボクはNV0B('85NSR500)の、この互い違いに出てる
サイレンサーが好きですw……、失礼しました。

みなさん、いつもありがとうございます。
すっかりご無沙汰してしまって申し訳ありませんでした。
「カトーの野郎、ちっともブログ更新しねぇな」というときは、
取材でパッツパツ状態だと思っていただけますと幸いです。
(↑自己弁護、ハイ)

いや、ホントに取材で忙しかったぁ。
んで、いまや豊富に仕入れてきたネタをどう編集しようか
楽しく悩んでいる最中でございます。
でも、100ページしかない『レーサーズ』だから、
どうしても落とさざるを得ないネタや写真が出てくることが
心苦しいトコロ。

その分、残ったネタは心こめて掲載する所存です!

あ、次号の表紙も完成したので、
この記事の最後で紹介させてください。

まずは、前号Vol.15の技術ページ中にあった
不可解な内容について報告させてください。
みなさんにご指摘をいただいてから、
ヤン・ウィットベンさん(当時アプリリア・レーシングの
技術系トップ)と再度連絡を取り合って判明したことは
以下のとおりです。

●ボア×ストロークについて
31ページの諸元表には54.0㎜×54.5㎜と表記されているのに、
34ページでは56㎜×50.5㎜と紹介している怪。
正しくは、54.0㎜×54.5㎜でした。
アプリリアでは一貫して「スクエア」のボアストでした。
読者のみなさん、本当に申し訳ありませんでした。
どうしてこうなったかと言いますと、
単純にヤンさんのコメントの訳し間違いです。
日本のメーカーが採用していた56㎜×50.5mmのメリットについて
ヤンさんが熱く語るのを聞くにつけ、
アプリリアもそのボアストを採用したと勘違いし、
取り違えたまま掲載してしまった次第です。
情けない理由で、本当に面目ないです。

●排気バルブの制御について
35ページでは、'96年までは
排気圧による制御(=機械式)と紹介しましたが、
『ライディングスポーツ』の'95年1月号には
「'94モデル時点ですでに電子制御」と掲載されている怪。
正しくは、RSV250は'92モデルから電子制御でした。
本当に申し訳ありません……。これも上記と同じ理由で、
ファクトリーレーサーが電子制御に移行した後も
市販レーサーは排気圧制御方式を採用し続けたことから
勘違いをしたまま記述してしまいました。

●ホイールベースについて
31ページの諸元表に、
250にしてはあまりにも短い「1270㎜」と表記されている怪。
正しくは、1345mmでした。
これはヤンさんの記載間違いですが、
掲載前にボクが気付かなければいけなかったです。
素人編集者丸出しの間違いだらけで、
重ね重ね申し訳ございませんでした。

Jw
[↑ヤンさんにも迷惑かけました。みなさん、ごめんなさい]

都合よく、気を取り直させていただいて、
次号の取材報告をさせていただきます。

通常、HRCに限らずヤマハも、世界GP用のマシンを作るには
前の年の春先からその開発が始まるんですが、
どういうワケかNV0Bは'84年の秋口になってようやくスタート。
初戦は'85年3月の第一週、アメリカはデイトナだから、
開発にかけられる時間は半年もない……。
ちなみに、'84年はみなさんもご存じの
チャンバーと燃料タンクの位置が逆転した“NV0A”が不発で、
ライダーもチームもHRC本社もホンダの本社も販売会社も、
「こりゃ、'85年は何が何でもタイトルを獲らないとマズイぜぇ」
と、思っていたのに、この時間のかけなさ加減は如何に!?
答えは次号をお楽しみに!
あまりにも単純な理由で拍子抜け!?(笑)

Hrc
[↑エンジニアの方が手にしたその報告書には
「フレディ・スペンサーによるダブルエントリーについて」
の重要な記述も!? 次号をお楽しみに!(←しつこい)]

そのフレディ・スペンサーさんにも再び会ってきました。
Vol.8のときにも'85年のことは聞いたんですが、
その後HRC取材も進み、さらに詳しい話が聞きたくなって渡米。
ん!? ↓この写真。なぜムービーカメラが回ってる?
Fs
[↑テーブルの上には『レーサーズ』。でも左側の人は、
明らかにテレビ関係者。そういえば、その昔ボク、ブログで、
「テレビ局に打ち合わせに行ってきました」
と報告したことあったでしょ。お楽しみに!(←何をだ!?)]

取材では、HRCがある埼玉・朝霞に通うこと数回、
また退職されたホンダOBの方々に会いに東奔西走。
もちろん、マシンの撮影にツインリンクもてぎの
コレクションホールにも行ってきました(↓)。
Nv1
[↑ゴヒャクもいいけど、
このRS250RW(←いまのところ律儀にこう呼ぶ)もカッコいいなー]
と、元HRCメカ・現ホンダ本社勤務の岩田さんの手に押される
RS250RW(←しつこい・笑)を見ながらそう思っていたら、
↓こっちでは、なぜかヤマハのチームシャツ着た人が押してるw。
Nv1_2
[↑その後ろにはカストロール・ホンダの人がいる怪。
なんで? 次号をお楽しみに!(←しつこくてスミマセン・苦笑)]

ということで、カオス状態の次号の表紙は
↓これでございます!
16

自画自賛させてください。
「いやー、次号の表紙もカッコいいなー!」……、失礼しました。

よーし、ブログ更新できたゾ!
これから原稿書きまくります!

では、では。

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『レーサーズ』取材ウラ話」カテゴリの記事

コメント

加藤さん、Blogに書かなくても
みんなパッツパツなんだろうなぁ~って
思ってますよ 笑
今回もお濃い内容のようですね
発売日楽しみにしています
健康管理に気を付けて頑張って下さい

投稿: KAZU | 2012年7月 8日 (日) 06時35分

加藤様こんにちわ、ひさ~しぶりの更新待ってました。
またフレディーに会いに行ったのですな、
TVカメラの存在も気になりますね。

まあ、ホンダのマンパワーとお金があればパパッと出来ちゃうんでしょね。実際Wチャンプ獲得ですし。

ラストファーストフレディ号、楽しみにしております。
ア~ンド、その次もそろそろ明かされるのでしょうか?

投稿: 21伝説 | 2012年7月 8日 (日) 09時52分

加藤様、取材お疲れ様です。
色々なネタ、仕込んでおられますね~・・・。
(引っ張り方がもう、ずるいです?!)

ブログは無理せず(でも、待ってますが)、取材がんばってください。
(悔しいくらいに次号の表紙、イケテマス!!)

投稿: yzr500 | 2012年7月 8日 (日) 14時20分

こんにちは、加藤様。お疲れ様です(本当は、コレから疲れる?)。

前号の疑問点にお答え(応え?)いただき、ありがとうございます。

ボア×ストロークは、やはりスクエアで正しかったのですね(日本車も、後年はそうなりましたし)。

排気バルブ制御の件も、納得しました。ワークスマシンは、’93に電子制御にトライしていたのは知っていました(そのせいで、前半の成績が揮いませんでしたが)が、’92からテストはしていたのですね。あと、展示車は、オリジナルのままでは無いという事になりますねぇ。

ホイールベースの件も、やはり記載間違いとの事でしたね。’95ビアッジ車は、ソレより20mmほど短いとの記載が、某誌に載っていました。

もう、次号の取材は終わられた様ですが、以下の件も書いていただきたいと思っています。

’85NSR500の(チャンバースペース確保の為と思われる)Rサス・リンク形状の話や、’85初期RS250RWの、トグロ巻きチャンバー(後に通常取り廻しに変更されたけど、最初から出来たのでは?)の事です。

あと、あの頃の250の開発速度がもの凄く速かった(’84初期RSでは前後振り分け排気~’84途中から両気筒前方排気~’85RWでケースリード化&ボア×ストロークの変更)ので、その苦労話も聞いてもらいたいです。ヤマハも負けじと、アルミフレームTZやYZRを供給していましたね。あまり取り上げられていない250の事を多く書いてもらいたいと考えています。

次号も期待しております。頑張って、良い紙面を書いて下さい。

投稿: 2スト好き | 2012年7月 8日 (日) 16時10分

こんにちは、表紙の絵がカッコ良すぎ~!!
ダブルタイトル秘話待ち遠しいです~(^o^)

投稿: *koara-papa | 2012年7月 8日 (日) 20時30分

1985年期待していま~す

100ページしか使えないなら、1部・2部編成でもいいから充実させてくださ~い!

なんせ、500と250両方やるんだから、1回で完結させるのはあまりにも悲しいじゃないですか~w

ぜひ、ぜひ、ぜひ、ぜひ 2部でも3部でも・・・

投稿: K | 2012年7月 8日 (日) 21時22分

カッコイイ表紙ですね! 期待大です。
NS500('82,'83)、NSR500('84)、NSR500('85)と来たらNR500も早く登場させて欲しいです。

投稿: よっちゃん | 2012年7月 8日 (日) 22時56分

毎回、表紙カッコいいです!!

ところで右足はドコだ?

投稿: 64年式 | 2012年7月 9日 (月) 07時37分

加藤様、取材お疲れ様です。

発売が待ち遠しいです♪

RS250RWの写真、上と下は違うバイクですね・・??
上はRWで下はマフラーの形状、フォークアウターの形状、
フェンダーの形状からRS250Rですか??

あ!発売まで待てって事ですね(笑

投稿: 大鮭2 | 2012年7月 9日 (月) 19時33分

いやーぁもうすぐだー
レーサーズで最も読みたかった特集がいよいよ!!
フレディーこの前誌面に登場した時より老けたかな!?

でもこの号が終わったらもうフレディーの出る企画は
なくなっちゃうのかもと思うと涙が・・・
ダブルタイトルでバーンアウト?やっぱそうなの??
92年の8耐は強烈すぎる残像だったのだろうか。

そういえば92年末のキャラミテストのことも今号で
触れてもらえるのでしょうか。

とにかく発売日がこんなに待ち遠しいのは初めてです。
やっぱりファースト・フレディー イズ No.1

投稿: GSX-VFR | 2012年7月 9日 (月) 21時24分

85年は、バイクのロードレースにハマり始めた年です。

なので、スペンサーのWタイトルは鮮烈な印象があります。

ちょうど、日本でのレースブームが、
頂点に差しかかりつつあり、高校生だった当時、
缶ペンケースの裏に、レース関連のステッカーを
貼っている輩が、多くいましたW

街中でも、スペンサーレプリカヘルメットが、
あふれ始めてましたね。

NSRのカラーリングが赤がベースのモノから、
混ベースにゴールドのラインが入った、
落ち着いた感じになって、ヤマハの蛍光(?)
マルボロカラーとゴロワーズ、良いコントラストだったのが、
印象的でした…。あと、スズキのHBカラー…。

タバコスポンサーも全盛期に向かってましたねぇ。

投稿: おるたなてぃぶらいだぁ | 2012年7月 9日 (月) 21時48分

はじめまして。
毎号楽しませていただいております。
もう遅いとは思いますが、モリワキで参戦してた八代さんに85と86の差を聞いてほしいですね。
もしあのまま85で走り続けてマスターしていたら86の木下さんに勝てたのだろうかとか、85のが意外といいところがあったのかとか。阿部さんがスペンサーRWでポールとった時の話も聞きたいです。
次号はかなり期待しております。

投稿: ow81/B | 2012年7月 9日 (月) 22時02分

確かにフレディーはバーンアウト(燃え尽き症候群)だったんでしょうね。83年のケニーとの激しいタイトル争いの結果、史上最年少での最高峰クラスでタイトル獲得したものの、翌年はタイトル防衛は叶わず…。『彼のモチベーションの為にダブルタイトル獲得を目標に掲げたものの、結果的にライダー生命を縮めることになったことに対しては、申し訳ないと思っている。でも、彼も「(ダブルタイトル挑戦を)やる」と言ったことだし…』とHRCのOBの方からお聞きしたことがあります。OBの方のお名前ですか?ナイショです(笑)

投稿: こまつ@丸顔 | 2012年7月 9日 (月) 22時59分

表紙、ヤバっ!
84の時のインタビューで85の分まで済ませてると思っていたので新たに会いに行くとはかなり期待してしまいます。テレビカメラが入ったという事は近々、動いてるフレディが見れるという事!?それも、楽しみだ!フレディ大好きの私には、たまらない一冊になりそうです。

投稿: コウ | 2012年7月10日 (火) 03時19分

’85NSRの次号、9月末号の予想。

①YAMAHA マールボロ パートⅡ W・レイニー
②KAWASAKI Z―RACER パートⅡ
③SUZUKI RGガンマ ’81~83

取り敢えず、連続でHONDAはない前提で、以上の
3つを候補に挙げます。
私の陳腐な予想を見事はずしてくれるか?
期待してます。

あ、ドカとかカジバとかエルフとか、来るかも???
それもいいなあ~。

投稿: JJコバス | 2012年7月10日 (火) 08時00分

今回の表紙って妙な懐かしさを感じます。
あのころは、峠にいくと、表紙のまんまのかっこの
”フレディー”が数名はいたよなぁ・・・。

投稿: RC45 | 2012年7月10日 (火) 08時19分

85NSR特集楽しみにしています。
希望なのですが、特集で取材されたバイクについて
どれだけ現存しているのかを知りたいです。
どれだけファクトリーバイクが現存しているのか興味がありますので、、、

投稿: 仮の目 | 2012年7月10日 (火) 21時28分

こんばんは加藤さん、いつも楽しく読ませてもらっとります。

さて、次号の表紙ですが、いっや〜、やられた!って思うと同時に、イラストレーターの方の作品が、単なる写真の丸写しではないということが判明して、いたく感動しております。

というのも、レーサーズ次号の表紙のモチーフと思われる写真を使った過去の本の表紙(ややこしくてスミマセン)が大好きだったので、レーサーズ次号の表紙を見た瞬間、思わず「こ、この描写は!」と声を発して、慌てて!?その過去の本を探し出して表紙を確認した次第でございます。
分かる読者の方なら分かると思いますが、う〜む、どっちもかっこええわ〜♪

何れにしても、私の周りには次号がレーサーズというシリーズ本の集大成と感じている輩も多く、とても楽しみにしております。

あっ、だからと言って今後もこれまでと同様に、ずっとレーサーズは買い続けていきますので、加藤さんもあまり無茶されない程度に無理!?してもらって、レーサーズを提供していただければ幸いですので、今後とも末永くよろしくお願い致します。

それと最後にお約束の一方的なリクエストですが、是非ともあまり写真写りが良くないのに、実物はめちゃくちゃかっこええという不思議な色気のある、916〜955〜996〜998と続いたドカのスーパーバイクマシンを特集してもらえる日を楽しみに生きていきますので、重ねてよろしくお願い致します。

投稿: 996SPS | 2012年7月10日 (火) 23時39分

加藤様、取材・編集作業お疲れ様です。いつもRACERS楽しく読ませていただいてます。取材でパッツパツだったのですね。ご苦労様です。

そうですよね、某5さんのブログで「テキトーツーリング」に参加されているKAT○(伏字)さんという方がいらっしゃいましたが、まさかそんなはずはないですよね。あちらのKAT○(伏字)さんは変態で鬼畜(過去ログ)となってますので、加藤さんの訳はないと思ってました。

ヤマハ党(ローソンファン)でスペンサーにはそれほど思い入れの無い私ですが、次号の表紙はグッときました。かっこいいですねぇ。これからも、お体には気を付けて、適度に休憩・息抜きでリフレッシュしつつ、良い本を送り出してください。

投稿: バイクでヌポーツ | 2012年7月11日 (水) 14時22分

フレディがダブルタイトルを獲った後のオフシーズンに名古屋で開催されたモーターショーでは、RS250RWがステージ上でもなく、柵に囲われるでもなく、他の市販車同然の状態でフロア上に展示されていました。

最初は「レプリカかなぁ?」とも思いましたが、実戦で使われて汚れた感じや各所にマーカーで生々しく印が付けられたりしていて、どう見ても雑誌などで見ていた本物です。(まだ市販車のNSR250Rも出ていない時代ですし。)

たまたま入場者が少なかった時で、廻りに係員すらいない状態だったので、「これはまたがってみてもいいってことだよね?」と自分に言い聞かせ、マシンにまたがって記念撮影をしました。(その写真、どこかなぁ〜)

スクリーンの内側に伏せてみたりして、自分より5cm以上長身のフレディにはコンパクト(窮屈?)なマシンなんだなぁと感じた覚えがあります。

青春時代の思い出です…。(遠い目)

投稿: senna_pp65 | 2012年7月11日 (水) 23時24分

初めて買ったヘルメットがトリコロール時代のスペンサーレプリカ。
その後のツナギにSIDIのブーツ(これがまた硬い皮製で・・)なつかしい
はじめてバイクがNS400R、国内に新車があと3台しかないと聞きしかも全部トリコロール、
それをカウルからタンク、ステッカーまで購入してロスマンズにしてもらい遠方から購入。高かった・・
ダブルタイトルの時は感激したものです。

スペンサー引退後はレイニーシュワンツのファンへ
まだ出てないけどレイニー&ラッキーストライクYZRも楽しみにしてます。

投稿: | 2012年8月13日 (月) 17時28分

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