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2014年5月17日 (土)

もろもろ報告。ちょっと長いです

みなさん、いつもありがとうございます。
そして、ご無沙汰してしまって申し訳ありませんでした。
ちゃんと生きております。

さて、ブログ更新が久しぶりな分、
お伝えすることがたくさんあります。
まずは、先月オーストラリアに飛んだ
編集イマイからの報告です(↓)。

Blog_2104_0423_01
[↑ワタクシ(編集イマイ)、大変忙しい身なんで、
今回の取材でもちょっと長い移動になったら
当然ヘリコプターをチャーター。
パイロットだって普通じゃないですよ。
聞けばこの人、かつて500ccクラスで
5回チャンピオンになったらしい……m(_~_)m]

……すみません、マジメにいきます。
まずはブリスベンからクルマで30分ほどのところに住む
マイケル・ドゥーハン様(以下、MD)のご自宅へ。
MDのお屋敷はとにかくバカでかかった……。
なにせ表門をくぐっても、そこからクルマで
2分は走らないと建物が見えてこないような広大な敷地。
さらに仰天させられたのはインタビューを終えてから。
「よかったら乗ってみるかい?」とMDに言われて
ガレージまでついていってみると、そこには真っ黒な
プライベートヘリがあるじゃありませんか!
かくして、MDの粋な計らいによりワタクシ、
ゴールドコースト上空お散歩フライトとなったわけです。

Blog_2104_0423_02
[↑赤いホンダのクワッドを使って、
ガレージから自家用ヘリを引き出すMD。
カメラ目線でピースサインしてるとこなんて、
現役時代には絶対に見せんかったもんなー]

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[↑テイクオフ前、「こちらマイケル・ドゥーハン。
これから飛びますよん」とゴールドコーストの管制と交信。
ヘリコプターのライセンスは10年ちょい前に取ったとか]

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[↑ふわりと浮き上がったヘリから
すぐに見えてくるのがこんな景色。
操縦はスムーズのひと言で、さすが運転が上手!]

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[↑ヘリは1年半前に買ったという真新しいもの。
左の地図を映し出しているのは、iPadだったりする]

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[↑美しいゴールドコーストの海岸線と
高層ホテル群を見下ろしながら飛ぶMDとワタクシ。
読者のみなさん、スミマセン。役得、役得]

Blog_2104_0423_07
[↑そして、着いた先はゴールドコースト空港。
そこで働くこの人はどっかで見たことが……!?
なんと、MDのメカニックだったディック・スマートさんでした!
現在はMDが経営する航空会社に勤務しているとのこと]

Blog_2104_0423_08
[↑そうなんです。いまやMDは
小型ジェットのチャーター機を飛ばしたりする
航空会社を経営してて成功中なのでした。
というわけで、所有機(!)のひとつをバックに
往年のライダーとメカニックのコンビで記念撮影]

Blog_2104_0423_09
[↑次号のキモである“ビッグバン”NSR500の話を
元ライダーに聞いたんだったら、
当然クルーチーフにも聞くでしょ!ってことで、
ブリスベンから南へ約2000km移動。アデレード在住の
ジェレミー・バージェスさんにも会ってきました]

MDのほか、ワイン・ガードナー、
バレンティーノ・ロッシという面々を
世界チャンピオンに押し上げ続けてきた
ジェリーさん(←バージェスさんの愛称)。
でも昨シーズン、不意にグランプリを去ることになって、
いまはつまんない思いをされてるんじゃないかと
勝手に想像してたんです……。
でも、そんなのはまったく余計な心配で、
すごく充実した日々を送っているご様子。
こういう人は本当にポジティブで刺激になります。

Blog_2104_0423_10
[↑4年かけてレストアしてきたというジャガーMk.Ⅱと
これからレストア予定のトライアンフTR-4をバックに、
まだ1才でこのデカさの愛犬と記念撮影]

こんなレジェンド“オージー”のお二方から聞いた話は
次号の『レーサーズ』にしっかり載せますのでお楽しみに!

おい、イマイ。
オメー、MD自家用ヘリのコックピットに座ってねぇか!?
こんなオイシイ取材しといて原稿つまんなかったら殺す。

オージー取材の後は、埼玉・朝霞でのHRC取材も行われ、
いまは編集作業の大詰めです。
そんな次号の表紙も完成。2回の色校を経て完成したのが
コチラ(↓)でございます。
27_cover01

ここで、はなはだ恩着せがましい報告ひとつ。
4月から消費税が5%→8%になりましたよね。
『レーサーズ』の定価は3月売りのVol.26まで
「本体933円+税」ということで980円でした。
で、この消費税率アップにともなって
定価どーする!?って話を会社上層部と協議した結果、
「本体926円+税」=1000円でいくことに決めました。
印刷費や紙代など、本を作る上で「出てゆくお金」も
当然8%で協力会社から請求書が回ってくるんだから、
ここは格好つけずウチも本体価格は変えずに計算……
という話も出ましたが、そうなると1008円という
ものすごい中途半端な価格になってしまう。
だからって、「じゃあ、キリよく1010円で」となると、
便乗値上げっぽくて、ボクは嫌。
そんなワケで、読者のみなさんのご負担を極力抑え、
次号から定価1000円ということに決めました。
前号から20円アップしてしまいますが、
ご理解いただけますと幸いです。
(でも、消費税が10%になったらどーしよ!?・汗)

もうひとつ報告があります。
不肖カトウ、『レーサーズ』創刊以来、
編集ド真ん中に座って本を作って参りましたが、
次のVol.27よりその仕事を業界の先輩・石倉正剛さんに
お願いすることに決めました。
石倉さんは二輪レース関連の雑誌なら、
かつてCBSソニー出版から出ていた
『サイクルワールド』や『レーシングヒーローズ』
などを作られ、企画室ネコに移ってからは
『クラブマン』などの編集長を務められた方です。
ですから、雑誌制作も二輪業界のネットワークも
ボクでは及ばないほどの力を持っておられます。

誤解してほしくないのは、
ボクが『レーサーズ』の制作から
完全撤退するわけではないこと。
それどころか、レーシングマシンの謎解きに挑み、
レースの裏側を探る取材活動は毎回新鮮で、
またそれをみなさんにお伝えすることは
雑誌編集者として何にも代えがたい喜びです。
加えて、みなさんとこのブログで盛り上がった
250や125のロードレーサー特集や全日本F3黄金時代、
ブリッテンV1000やH-Dルシファーズハンマー、
ダートトラックレーサーのXR750やRS750Dだって、
お約束を果たせていません。こうしたタイトルを含め、
今後の内容は石倉さんと相談しながら、
『レーサーズ』を出し続けていきたいと思います。

では、編集ド真ん中から退いて指図するだけかというと
そんなエラそうな会社員生活できるはずがありません。
実はまた新しいバイク雑誌を作ろうと思っています。
雑誌名は『ゲッカンタカハシゴー』。
どんな雑誌かというと、バイクにまつわることなら
女性が乗るセローも、マルケスが乗るRC213Vも、
何でも多角的に検証(!?)して語ってしまおうという内容。
ボクらしくて、いい加減な雑誌でしょ!?

なんでこんなことをおっぱじめるかというと、
ケニー・ロバーツさん(以下、ケニー)から言われた、
あるひと言がキッカケだったんです。
何年か前ケニーの自宅にて、ケニーがボクに言いました。
「ゲートブレーカー(ケニーはボクのことをこう呼ぶ)、
『レーサーズ』が成功していることはいいことだ。
だが、日本の二輪のマーケットはどういう状況だ?
多くのユーザーたちに支持されている雑誌はあるのか?
お前が今後もメディアの仕事を続けていくのであれば、
ぜひ多くのユーザーに喜ばれる雑誌を作ってくれ。
そしてツーリングバイクからGPマシンまで、
モーターサイクルが持つ魅力を広く伝えてくれ。
なんでこんなことを言うかというと、かつて俺は
大観衆で埋まった1985年の鈴鹿8耐の中を走ったんだ。
モーターサイクルの根源的な魅力、
それを楽しもうとするユーザーたちの気持ちに、
いまもむかしも変わりはないはずだ」
と、とても大きくて深い話をしてくれたんです。
ケニー、酔っ払ってたけど(笑)。

このブログでもお伝えしたように、ケニー自身、
ハーレーダビッドソンやBMWでツーリングを楽しむ
ひとりのバイクユーザー。
そして、言わずと知れた500の元世界チャンピオン。
そんな人が語るバイクの「怖さ」や「魅力」は、
同じバイク乗りとしてどんどん引き込まれていきます。
と同時に、ぜひ読者のみなさんにも聞いてほしい。
そんなわけで、『ゲッカンタカハシゴー』の巻頭では
これまでの『レーサーズ』では内容的に紹介できなかった
ケニーの話を余すところなく掲載予定。
もちろん、取材メモの寄せ集め記事ではなく、
改めてケニーのところへ行って話をじっくり聞いてきます。

ケニーが言う、「多くのユーザーに喜ばれる雑誌」に
なれるかどうかは分かりませんが、ひとりでも多くの人が、
バイクに興味・関心を抱いてくれるよう頑張ります!

ちなみに、『レーサーズ』ブログも引き続き書いていきます。
また、『ゲッカンタカハシゴー』についてもブログを開設。
けったいな雑誌名の由来や1号目の内容、取材模様などを
綴っていきますので、『ゲッカンタカハシゴー』ブログ
見ていただくと嬉しいです。。

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『レーサーズ』制作舞台裏」カテゴリの記事

コメント

加藤様、ブログ更新お疲れ様です!
MDの自宅取材、お仕事とはいえ羨ましい…。
しかしマイケルも随分丸くなった様に感じますね。
表紙も最高ですし、同爆の詳細が今から楽しみです…が!
次回以降が凄い心配になっております。
勿論、石倉さんのお名前は存じてますが、
レーサーズのテイストが微妙に変わってしまうのではないかと、
大変危惧しております。ちょっとショックです。

投稿: ホンダおやじ | 2014年5月17日 (土) 15時39分

ビッグバンエンジン。NSR最強伝説ですねぇ。
個人的にはレイニー、シュワンツが好きでホンダはガードナー!なんですがあれだけの怪我を負った後V5を成し遂げたドゥーハンも凄かったです。
それにロスマンズカラーがなんと言ってもカッコいい!。

「ゲッカンタカハシゴー」、なんともあやしげな(笑)面白そうな本になりそうですね。

ただ加藤氏がRACERSからちょっと離れちゃう(訳ではないですが)のはちょっと心配でもありますがタカハシゴーにも期待してますよ。
石倉氏にも期待!!。

あ、加藤氏て1967年生まれなんすね。早生まれでなければ同い年ですね。

'67年式パワーいただきます(^^)

投稿: ライダーす~ん?コメント第1号かな?。 カンチガイかな?。 「ゲッカン タカハシゴウ」なんともあやしげな(笑)面白そうな本になりそうですね。 加藤氏は'67年生まれなんすね。 早生まれでなければ同 | 2014年5月17日 (土) 18時43分

あ、タカハシゴーにも投稿したのが被っちゃったかもしれません。スミマセン。

投稿: ライダーす~ | 2014年5月17日 (土) 18時45分

加藤さんの離脱?は残念です。
加藤さん最終号しかと読ませていただきますね。
新しい本でのご活躍を楽しみにしています。

投稿: 555R | 2014年5月17日 (土) 19時05分

ネコパブの石倉?
悪い予感。

投稿: bluewind | 2014年5月17日 (土) 19時18分

外部編集になったRS誌みたいにならなければいいのですが、、、、、、、

投稿: 残念 | 2014年5月18日 (日) 06時01分

オフロードやるとすぐ文句言う人達がいるからこんな事に…

投稿: バリマシ世代 | 2014年5月18日 (日) 06時50分

Paddockでの現役時代と引退後の対応の違いに驚いた一人です。
それより、あらためて、左右の足の太さの違いに驚きました・・・。
________

 これまでの加藤さんのお仕事に感謝と同時に、
これからも正しい方向にRACERSが進みますように!

投稿: RC45 | 2014年5月18日 (日) 06時58分

ライダーって、引退すると変わりますネェ…フランスGP予選見てたら、スペンサー氏がカメラに向かってサムアップしてたし。

カトウさんが編集のど真ん中から外れるコトを、よりカトウさんが動きやすくなるための処置と受け取らせていただきます。

ゲッカンタカハシゴー、期待しています。つまんなければ買いませんよ?(笑)

投稿: フライングポップコーン | 2014年5月18日 (日) 11時26分

「残念」さんに激しく同意!

RS誌の変わり果てた姿に本屋で確認すらしなくなりました。

新編集長、業界ではビッグなんだろうけど休刊→廃刊されている現実。

「バリマシ世代」さんのおっしゃるとおり。生でMX,TR観戦したら二輪ワークスマシンの奥深さがわかるのに、せっかく世に出たMXマシンの本を叩くなんて…。

廃刊が怖い。

投稿: あ | 2014年5月18日 (日) 22時33分

多くの人がなっとくする雑誌は成功しないとは思いますが・・・・がんばってくださいと言うしかありませんね。
今バイク雑誌で価格以上に内容が納得できるのはDC誌とRACERSくらいでしょうか。RS誌は10年以上前に創刊号からの購読やめました。良い雑誌だったのにねぇ

投稿: ぽこんた | 2014年5月18日 (日) 22時45分

レーサーズ=加藤サンだから内容がいまいちでも次に期待だったからね…

凄く残念だし不安です。

投稿: 岩下 | 2014年5月19日 (月) 11時30分

最早レーサーズって宗教みたいなものでしょ!教祖が代わるなんてマジですか!

投稿: か | 2014年5月19日 (月) 11時35分

「ゲッカンタカハシゴー」 という雑誌名を見た時、村上龍さんの「走れ!タカハシ」という本があったなと思い出してしまいました。本屋の店員さんがちゃんとモーターサイクル関係の棚に置いてくれるか心配です。

投稿: シュー高安 | 2014年5月20日 (火) 09時39分

さすがに「ゲッカンタカハシゴー」 はないでしょ…
内輪受けすぎて雑誌に付ける名前じゃないと思います

投稿: | 2014年5月21日 (水) 00時24分

どうもです、何年か前に初めて貴社のレーサーズを

店頭で見て、自分が若い頃夢中になってたGPの世界を

裏方から知ることが出来ました、当時はネットもなく、某

有名雑誌で、またTVの放送でしか情報がなく、貴社の企画

、写真が今!とても新鮮です。感化され20年ぶりに

750を購入してしまいました、ケニーの大フアンですが

今はレプリカもなく、もう一人のヒーローのスペンサー

を被って、おやじ復活します。我々おやじ世代を、熱く

させてくれる貴社の活躍、繁栄を祈ります!

投稿: biti | 2014年5月21日 (水) 15時30分

非常に残念な事ですが、次号でレーサーズは一区切りつくことでしょう。

せめて、ネコの薄っぺらさやいい加減さが伝播しない事を願っております。

投稿: う | 2014年5月21日 (水) 22時23分

加藤様、おはようございます。
編集長変更ですか…
近年ないくらい入り込める雑誌が変わらずありつづけることを切に願います。

とにかく、悪い方にならないよう、前向きに28号を注視したいと思います。

27号でドゥーハン?これは狙ったんですか?

投稿: 21伝説 | 2014年5月22日 (木) 08時02分

高校生の頃からRS誌を愛読していましたが、表紙が走りの写真になるに連れ内容が薄っぺらくなり読むのをやめてしまいました。レーサーズがそうならないことを祈るばかりです。バイクからしばらく遠ざかっていましたが、レーサーズを読むようになってから若い頃の憧れが再燃し昨年ドカの900SSを買ってしまいました。このような気持ちにさせてくれるバイク誌はレーサーズだけです。愛読書がRS誌からDC誌になった時と同じにならないことを切に願います。

投稿: だ | 2014年5月22日 (木) 21時29分

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投稿: coach factory outlet online | 2014年6月 4日 (水) 15時56分

何で選りに選って石倉さんと高橋剛なの?

加藤さん、彼等の造って来た雑誌知ってるよね?

石倉さんは潰し屋だし、高橋さんてただのチンピラ系ライターじゃない。

加藤さんて同業者を見る目なく無い?

2輪関係のライターって質が悪いし数が居ないのは分かるけど、この2人は流石に無いでしょ。

投稿: 業界人 | 2014年6月 6日 (金) 01時43分

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投稿: coach factory online | 2014年6月 8日 (日) 12時22分

加藤編集長お疲れ様でした。80年代のロードレース全盛期を直に体験した者として、楽しくそして懐かしく拝見していました。サーキットに行くといつも顔を合わせた上位常連の皆々様のその後の物語も興味深かったです。

石倉新編集長、お久しぶりです。ヨシムラ特集面白かったです。今後の誌面づくり期待しています(゚ー゚)

投稿: Early80s | 2014年9月15日 (月) 11時18分

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